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彼岸花の名所 巾着田の曼珠沙華(マンジュシャカ)公園で真っ赤な絨毯に包まれてお彼岸を迎える。

2018年9月23日(日)秋分の日に埼玉県日高市にある巾着田に彼岸花を見に行ってきました。前々日に雨、前日が晴れというアップダウンの天候だったので彼岸花の状態が気になっていたところでしたが、ほぼ満開で良いコンデションだったのではないかと思います。

初めて巾着田の曼珠沙華を見に行ったのは5年前(2013年9月27日)のこと。その日は気持ちの良いほどの秋晴れで女友達3人と西武線に乗ってお出かけしました。とても楽しい思い出にあふれたハイキングとなった事もあり2013年以来、毎年とはいかないのですが、この時期になると巾着田にある曼珠沙華公園を訪れるようにしています。

曼珠沙華公園を真っ赤に染める彼岸花の様子

2013年9月に撮影した曼珠沙華の写真

おひさまの陽の光を全身に浴びて、眩しいほどの朱色に輝く曼珠沙華が本当に美しかったです。この写真は西武線 高麗駅を下車して巾着田の曼珠沙華公園のルートがよく分からないままに駅周辺をぷらぷらと歩いた時に見つけた場所に咲いていた曼珠沙華さんです。

陽の光で照らされると真紅の深い赤だった絨毯が、鮮やかな朱色に変化します。その美しい様が目の前に一杯に映し出され、幻想的な空間に一瞬にしてタイムスリップしたような言葉では言い表せない感動が押し寄せてきます。

この写真は iPhone5 付属のカメラで撮影しました。一眼レフカメラで撮影出ていたら最高の写真も撮れたのではないかと今にして思います。

陽の当たり方で赤の色も変化するので、見飽きることはありません。

本当に感動的な体験でした。

2018年9月に撮影した曼珠沙華の写真

2018年9月23日(日)のお天気は曇りでした。過ごしやすい天候でしたが、個人的にはカンカン照りに晴れて欲しかった気持ちでした。陽の光はステージのスポットライトと一緒ですね。スポットライトが当たればもっと華やかな朱色の輝きを私達に見せてくれたことでしょう。

たくさんの方が写真撮影に興じ、花散策を楽しんでいました。

のどかな風景に癒されます。

あぜ道に咲く彼岸花、美しいですよね。

巾着田曼珠沙華公園の散策ルート

巾着田 曼珠沙華公園への入り口は何ヶ所かあります。高麗駅から向かう場合は上流エリアの入口が近いですし、高麗川駅から向かう場合は下流エリアの入口が近いと思います。西武線の高麗駅から徒歩で曼珠沙華公園へと向かうため、自然と上流エリアから下流エリア(あいあい橋方面)のルートを散策しています。

上流エリアの彼岸花の様子

平成29年(2017年)9月20日に天皇皇后両陛下が、行幸啓で巾着田を訪問され満開の曼珠沙華をご覧になったそうですが、多分この辺りではないかと思われます。

ドレミファ橋付近の渓流は川遊びができるスポット

上流エリアから下流エリアに向かって巾着田の渓流沿いルートを歩いて行くと、ドレミファ橋が見えてきます。

渓流が浅瀬で流れも穏やかなようで、多くの家族ずれが川遊びを楽しんでいました。夏場に川遊びに来るのもいい場所だなと感じます。

巾着田曼珠沙華まつり会場で地域の特産品を楽しめる

渓流沿いを更に下流方面へ向かって歩いて行くと時期によるのですが「まつり会場」にたどり着きます。まつり会場は曼珠沙華が最盛期の間だけ開催されています。大体9月中旬〜9月一杯にかけて(年度毎に期間は変わると思います)イベントが開催され、地元のグルメや特産品の出店が行われています。

2013年にお友達と訪れた時には曼珠沙華をイメージしたと思われる限定販売のおまんじゅうを食べました。巾着田がある日高市は「栗」が特産品のようで、おまんじゅうの中に栗が入っていました。

美しい民芸品も販売されていて、美しい組紐を購入しました。

他にも弓削田醤油(ゆげたしょうゆ)店で「おなめ」という大豆と独自の麹菌で作った麦麹を熟成させた商品を購入しました。今年も販売しているようでした。あと、今年は見かけなかったのですが醤油で作ったアイスクリームも食べました。他にも日高市の特産である栗を使ったデザートや栗そのままを販売しているブースも見受けられました。

下流エリアの彼岸花の様子

イベントが開催されていた「まつり会場」の先(下流方面)にも曼珠沙華群生地が広がります。

この日は上流エリアの方はお花の色が多少黒ずんできて、そろそろ枯れてしまうのかな?という場所も多かったのですが、下流の方はまだまだ美しく咲き誇っていました。

艶やかな朱色です。

曼珠沙華の蕾(つぼみ)は、こんな感じなんですね。

大変珍しい白い曼珠沙華(彼岸花)

真っ赤な曼珠沙華群生地の中に時折、白い曼珠沙華の花が咲いています。

真っ赤な絨毯の中にひっそりと白い彼岸花が咲いています。そんなに多くは生息していないようですが、見つけてみるのも楽しいですね。今回も白い彼岸花を見ることができました。

あいあい橋

今年初めて「あいあい橋」まで行ってみました。

行って見ると素晴らしい造形の立派な橋がありました。とても美しい造形だな〜と感じました。

あいあい橋からみた風景も気になったので、橋を渡りに向かいました。

橋の周りの美しい曼珠沙華群生が続きます。

あいあい橋からみた風景

ダーリン曰く、昔職場の人達とこの眼下に広がる渓流地でバーベキューをしたのだとか。夏場は涼しくていいですよね〜。

この日は「あいあい橋」から渓流沿いの反対側の道沿いを歩いて、高麗駅へと帰宅の途につきました。

高麗駅下車後のインフォメーションでアンケートに答えて「西武線オリジナルマスキングテープ」の景品を頂きました。また曼珠沙華公園の散策後の出口で日高市のアンケートも行なっていて、アンケートに答えたら日高市オリジナルのシールやステッカーの景品も頂きました。日高市のマスコットキャラクターは、栗なんですね! そして頭に彼岸花が咲いている。

曼珠沙華公園近辺のグルメ情報

高麗駅から徒歩で向かう道すがらにいくつかお店はあります。

オープンテラス席もあるお洒落な一軒家風カフェ

道路の道沿いにあるので車で行っても分かりやすいかと思います。こちらの「阿里山(アリサン)Cafe」のカレーも有名なようですが、私はいつもピザを注文しています。いつかカレーを食べようと思っています!

2013年に立ち寄った時は、とても晴れていたので店内ではなくオープンテラスで食事しました。

アイスコーヒーも美味しかったです。

今年は、阿里山Cafeの横の空き地で美味しそうなドリンクを販売している出店を発見しました。

可愛い男の子がとびきり笑顔が素敵なお母さんのお手伝いをしてドリンク販売していました。オーガニックフェアトレードのレモネイドということで、ライムとパッションフルーツとブラッドオレンジの3つのフレイバーを楽しめるとのことで、早速購入して飲んでみました。

もちろん美味しかったですが、ココナッツは入ってないんですけど、ココナッツウォーターみたいな味もしました。瓶がお洒落でした!

ボンネットバスを改造した個性的なカレー専門店

去年2017年に曼珠沙華公園を訪れた後に見つけたお店です。「むささび亭」も道路沿いにあるので見つけやすいかと思います。

とても個性的なお店でパッと目を引きます。インドカレー専門店のようです。人気のようで結構人が待っていました。こちらのお店もいつか立ち寄りたいと思っています。

その他、坦々麺の専門店なども道沿いにありましたが、どこも曼珠沙華の最盛期は賑わっているようで混んでいます。特に今年のように土日祝日に満開の時期が重なると余裕を持って行動しないと中々美味しいものには有り付けないようです(笑)

巾着田の近くにあるセブンイレブンも大繁盛で! 店員さんが忙しそうに働いていました。私達ももちろんセブンイレブンさんにお世話になりました。

曼珠沙華公園へのアクセス・行き方

さて、真っ赤に染まった曼珠沙華公園の様子を見て一度は行って見たいと思った方もいらっしゃると思います。車で行くのもいいですが、最盛期は約30分くらいが1時間半はかかるとも聞いたことがあります。曼珠沙華公園は最寄駅から徒歩15分ほどで行けますので、個人的には電車と徒歩利用をオススメします。

電車の場合、最寄駅は西武線「高麗駅(こまえき)となります。それでも電車を利用しても土日祝日に行くと、とにかく混みます。駅のホームもこんな感じ。激混みです。

私達は午前11時半くらいに高麗駅に到着して、その足で徒歩で曼珠沙華公園へと向かいました。

巾着田 曼珠沙華公園へのルートですが、多くの人が並ぶように歩いているのでその列の中で一緒に歩いて行けば迷うことなく到着します。徒歩だと約15分程度です。土日祝日はとにかく人だらけです。日傘を差してもいいのですが、人が多いので帽子を持参した方がいいと思いました。日傘邪魔でした。

徒歩で向かうと道なりに色々な出店や古い史跡や面白いオブジェクトなどもあって散策も楽しめます。

栗の木も見ることができました。

秋を感じますね。

道沿いにコスモスさんも咲いていました。

コスモスさんもめっちゃ可愛いです!

徒歩だと思いもかけない発見満載です。健康にも良いのでお天気だったら、ぜひ徒歩で!

銀河鉄道999の電車(西武線)が見れたらラッキーかも!

曼珠沙華公園の真っ赤な彼岸花を存分に堪能したその後、私達は西武線で帰宅の途に着くのですが帰りの電車が銀河鉄道999仕様でした!

西武池袋線の大泉学園がアニメの聖地になっているようで、松本零士先生が大泉学園にお住まいということでタイアップした電車になっているようです。

メーテル。哲朗は撮影逃しましたw

電車の先頭は、車掌さんの顔なんですね!

巾着田 曼珠沙華公園見頃は? 名前の由来は?

毎年9月中旬から10月上旬が彼岸花の見頃となっているようです。全国有数の曼珠沙華群生地となる埼玉県日高市にある巾着田は、約500万本の曼珠沙華が咲き誇り、紅一色に染まります。その様は圧巻です。

巾着田(きんちゃくだ)の名前の由来

最初に巾着田と聞いた時、なんで?と思うほど不思議な名前だなと思いました。そこで名前の由来を調べて見たところ、埼玉県日高市内を流れる清流、高麗川(こまがわ)が蛇行により長い年月をかけて作られた形が「きんちゃく」の形に似ていることから、巾着田(きんちゃくだ)と呼ばれるようになったそうです。

そんな巾着田に彼岸花が咲くようになったのは、昭和40年代後半に巾着田の用地を日高町が取得し、藪や竹林に覆われた土地を整地したことがきっかけとなっているようです。整地した後、9月頃に一斉に曼珠沙華(彼岸花)が咲くようになったそうです。河川の増水などにより流れてきた漂流物の中に彼岸花の球根が漂着し根付いたものだと考えられているとのこと。

曼珠沙華公園は、彼岸花の最盛期の入場に関しては入場料がかかります。有料期間は2018年9月10日〜10月15日で入場料は300円(1人 / 1日)でした。

彼岸花について

彼岸花を調べて見ると、全草有毒だと知って驚きました!

あんなに綺麗な花を咲かせるのに毒を持っているなんて。経口摂取すると吐き気や下痢を起こし、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死に至ることもあるそうです。

日本では水田の畦や墓地に多く見られますが、畦の場合はネズミ、モグラ、虫など田を荒らす動物がその鱗茎の毒を嫌って避ける(忌避)ように人為的に植えられたり、墓地の場合は虫除け及び土葬後、死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐためとされているとのこと。

彼岸花の花言葉は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「転生」「また会う日を楽しみに」などなど。私にとっての彼岸花は今のことろ「再会」「また会う日を楽しみに」と行ったところでしょうか?

曼珠沙華公園で彼岸花を見ている時にある方が「匂いが全然しないのね!」と言っているのを聞いて、確かに!と思いました。こんなに美しい造形をした他の花の形とは一線を画す赤い花、彼岸花は香りで人を引き寄せるのではなく、その造形の美しさと色で私達を魅了しているのでしょうね。この彼岸花がもし香ったとしたら、一体どんな香りなんでしょうか? 濃厚な香り。アロマで例えるならイランイランといったところかな・・・と想像しました。

今年2018年は猛暑だったため夏場の外出を控えていた方も多いと思います。過ごしやすい気温となってきました。これから秋の行楽シーズンも到来ですね! 皆さんも秋を楽しんでください!

では、また!

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