あしかがフラワーパーク駅の開通で藤の花を見に行きやすくなった!豪華絢爛な藤の花や藤棚は一生に一度は見ておきたい場所。
栃木県足利市にある「あしかがフラワーパーク」は、アメリカのCNNが選出した「世界の夢の旅行先10ヶ所」の中で日本で唯一選出されたことでも一躍脚光を浴びた観光地です。
年間を通じて様々な花を愛でることができる公園ですが、その名を世界に知らしめることになった美しい藤の花や藤棚が園内に咲き乱れる4月中旬〜5月中旬が最盛期を迎えます。
その素晴らしい藤の花のことを知り、数年間恋い焦がれていた「あしかがフラワーパーク」に2016年 5月2日のGWに足を運ぶことができました。
今回はその時に撮りためていた写真をUPしました。あしかがフラワーパークの藤の花を観たいと思っていらっしゃる方の参考になれば幸いです。
あしかがフラワーパーク駅が2018年4月1日に開業。超便利になった!
2018年4月1日に JR両毛線「あしかがフラワーパーク」駅が誕生しました。駅から徒歩1分であしかがフラワーパークへ行くことができるそうです。栃木県内では35年ぶりにJRの新駅が誕生となるとのこと。
[Google mapより]
私たち夫婦が2年前(2016年)に出向いた時、車ではなく電車移動を選択したため最寄り駅となる「冨田駅」からかなり歩いた記憶があります。時間にして約15分程度でしょうか。祝祭日などの多くの人がお休みの日には最寄り駅になる「冨田駅」から「あしかがフラワーパーク」へ沢山の人たちが歩いて向かっているため、道路沿いに同じ方向に歩いて行けば迷わず目的地まで辿り着けます。
ただ、行きはヨイヨイ、帰りはコワイといったものでフラワーパークで散策しまくった後に最寄り駅まで歩いて帰るというのは、かなり疲れました。最寄り駅の「冨田駅」までバスも出ているようでしたが、世界的に有名な観光地にしてはバスの運行状況は良くないと感じました。1時間に1〜2本しか運行していない?
多くの方が観光バスのツアーなどを利用するのが一般的なのかも知れません。
念願だった「あしかがフラワーパーク」に足を運ぶチャンスが訪れたのですから、せっかく行くからには夜のイルミネーションまで楽しみ尽くしたいと考えたため、私たち夫婦は、その日は栃木県に一泊するというプランを選択しました。
例えば電車で行こうとなるとルートと時間と費用は次の通りです。
① 既存の電車を使ったルート(池袋から出発「冨田駅」で下車した場合)
池袋から「あしかがフラワーパーク」に向かった場合。時間は約2時間19分で、1944円で行くことができましたが、冨田駅から徒歩距離がかなりありました。現在でもこのルートで行くことも可能です。あしかがフラワーパーク駅行きの電車に乗れなかった場合は、このルートで行くことになるかと思います。
これが新駅「あしかがパーク駅」ができたということで、そちらの新駅を利用すれば徒歩時間が短縮されます。
② 2018年4月1日から電車を使ったルート(池袋から出発「あしかがフラワーパーク駅」で下車した場合)
①の以前から既存ルートと比べて、乗車時間はたったの3分増えただけで電車賃に変更もありません。これは大変助かりますね!
「あしかがフラワーパーク駅」という駅ができたということで、今後は日帰りでも十分楽しめるのではないかと思いました。
「足利フラワーパク駅」利用時の注意点
大変便利になった「あしかがフラワーパーク駅」ですが、本数がまだまだ少ないようです。藤が見頃を迎える最盛期の時期は臨時で「快速」なども出るそうです。ですが平日は本数が少ないようなので電車利用の方は、電車の時刻表を必ず確認して向かいましょう。
【JR東日本 】あしかがフラワーパーク駅、冨田駅への時刻表検索はコチラから
あしかがフラワーパークの営業時間と入場料
あしかがフラワパークは期間によって入場料が変動します。
あしかがフラワーパークの最大のウリはやはり「藤の花」だと思います。藤の花の一番の見頃を迎える最盛期の4月半ばから5月中旬は入場料が一番高くなります。
この期間は、藤の花の咲き具合によって料金が変動するようになっているようです。毎朝7時に入場料金が決まるそうですので、藤の花を観に行く予定がある方は必ず「あしかがフラワーパークの公式HP」で料金の確認をしていきましょう。
2018年の営業時間と料金(参考)
入場料金は、昼の部と夜の部に分かれています。
昼の部(大人)1600円 (子供) 800円
夜の部(大人)1300円 (子供) 700円
昼の部 07:00 〜 17:30
夜の部 17:30 〜 21:00
夜のイルミネーションだけを見たい方のために「昼の部」と「夜の部」とに時間帯を分けて入場ができるようになっているようです。
ちなみに私たち夫婦は、昼の部から入場。そのまま夜の部までも園内にいたため入場料金は昼の部のみで大丈夫でした。( 2016年度の時点はそうでしたが、その後入場料に関しては変更が合っているかも知れません。)
一度、フラワーパークから外へ出てしまってから再入場する場合には別途料金を支払うことになると思います。入場料金などに関して不安を感じることがあれば、必ず窓口で確認しましょう。
あしかがフラワーパークの藤の花の様子(2016年度)
あしかがフラワーパークへ入園してすぐ、売店の前側の通路に白い藤の花の木が目に飛び込んで来ました! うっとりするほど艶やかな美しさ。自然と足は白い藤の木さんに向かってしまいます。
そして、白い藤の花の木を囲むように、紫の藤の花の木さんもたくさんお迎えしてくれます。
今まで観たこともないボリュームの藤の木と藤棚が見渡す限り、その美しい姿をこれでもか!と魅せてくれます。
藤の花に見とれながらも園内を歩いて行くと美しく整えられた花壇などもあります。
藤の花というと「和(和風)」の花ですが、西洋風の花壇など工夫を凝らした花園を楽しめます。
栃木県指定天然記念物「足利のフジ、白フジのトンネル」
白い藤の花を初めて観ました!
気品溢れる美しいその姿は、もう天女のような艶やかさ。
この辺りは「足利のフジ、白フジのトンネル」と呼ばれている栃木県指定天然記念物の指定を受けているスポットのようでした。
設置された看板には次のように記載がありました。
栃木県指定天然記念物(天第85号)
名 称:足利のフジ、白フジのトンネル
寸 法:長さ76.5メートル
高 さ:2.7メートル
花 房:50センチメートル
樹 齢:80〜90年
開花期:5月上旬〜5月中旬
1997年4月、開演時に庭木仕立てのフジ25本を左右に植え造作された。現在、トンネル仕様としては、世界唯一と言われている。
(2007年8月28日指定)
藤の花と山桜、つつじ、シャクナゲなど様々な花の共演
山桜や石楠花(しゃくなげ)につつじの花も咲いていて、藤の花とのコントラストが美しいです。まるで絵画のよう。
栃木県指定天然記念物「八重黒龍藤」
園内をどんどん奥へと進んでいくと、大きな大きな藤の木に出逢うことができました。
これほど大きな藤の木と藤棚は今まで観たことがありません。栃木県指定天然記念物に指定されているのが分かります。
名前も「八重黒龍藤」さんとはすごく威厳のあるお名前です。
設置された看板に説明があるように500畳にもなる花を付ける姿は、龍のごとく隆盛を極めている様を表現しているのかと想像できます。
設置された看板には次のように記載がありました。
栃木県指定天然記念物(天第85号)
名 称:足利のフジ 八重黒龍藤
寸 法:南北 34.5メートル
東西 25.4メートル
樹 齢:140年
開花期:4月下旬〜5月10日頃
大変珍しい八重咲きの藤、開花期には甘い香りを放つ。遠方からの藤の姿はブドウ棚のようにも見え、夜の池に映る姿は息を呑むほどの美しさです。1996年2月、たの大藤たちと同じように移植された。現在、500畳もの広さに花を付けています。
2007年8月26日指定
大藤の立て看板に記載されていた内容は次の通りです。
不可能とされた大藤の移植
平成8年、棚面積72平方米に切り込み移動。今や、1000平方米を超える棚に成長。見事に復活した驚異的なその生命力。
他の藤の花の木と同様、こちらの大藤さんも移植されたものの1つなんですね。
遠目から見ると、ほんとうにブドウの房がなっているようなボリューム感があります。
「八重黒龍藤」の周りにいる人と藤の木を対比してみると、その大きさが分かると思います。
多くの方が、この大藤の下で記念撮影をしていました。藤の花の甘い香りがそこらじゅうに香っていました。
ピンクの藤棚
この日は、あいにく曇りだったため写真から感じるイメージは白い藤のようにも見えてしまいますが、こちらの藤棚はピンク(薄紅)の藤の花になります。
こちらの藤棚は夜のイルミネーション時、幻想的な姿へと変貌します。夜のイルミネーション時の写真は別ページでご紹介します。
黄花藤のトンネル
黄色の藤の花がこちらです。黄色の藤の花も初めて見ました!
うす紅橋を渡った先に「黄花藤のトンネル」があります。
園内の休憩スペース
パーク内に入ってからは、あまりの美しい光景に夢中になって藤の花を観て散策すると思います。園内は広いですから、やはり歩き疲れてしまいます。
もう2年前のことなのでうる覚えなのですが、園内には入り口付近と丘の上近くと出口付近に休憩場所がそれぞれあったようでした。
あしかがフラワーパーク園内に入った時の園内案内マップにあった「ふじのそば物語」というお蕎麦を食べたかったのですが、販売している休憩場所と店舗を見つけられず。出口付近の売店にあったようでした。
朝早くから自宅を出て、あしかがフラワーパークへと向かったので到着したお昼頃にはお腹がペコペコ。到着してすぐ近くにあった休憩所で、お昼はお蕎麦を食べていました。
その後、散策に夢中になって辿り着いた丘付近にある休憩所でしばし休憩を取りつつ、私たち夫婦は夜のイルミネーションまでの時間を待つことにしました。
丘の上にある休憩所の様子
この休憩所に辿り着いたのは、15時過ぎていたような気がします。
日よけと椅子が用意されていて、綺麗な休憩場所でした。
私たちは運良く椅子に座れましたが、ピーク時は人が多いため座れないことも十分あるかと思います。芝生の上に敷物をひいて座って休憩している方もお見受けしたので、ビニール製の敷物などを用意して出かけると重宝すると思います。
この日は曇りだったためか夕方近くになると肌寒く感じ、雲行きも怪しい感じもありました。幸運にも雨には降られなかったのですが、にわか雨などが降ってきた場合もビニール製の敷物があれば雨除けにも使えるので備えておけば憂いなしです。
売店で売っていた「さのまるくん」のキャラクターがついたコーヒー牛乳。可愛かったので買ってみました♫
ハムカツにたっぷりのソースをかけて食べました。こういうの美味しいですよね〜(笑)その他、ホットコーヒーやソフトクリーム、ビールなどのお酒類やおつまみのソーセージなど販売されていました。
16時過ぎぐらいまで、こちらの休憩所で過ごしました。歩き疲れたためかダーリンは椅子の上で寝てました(爆)
白藤の滝
白藤の滝?と思って足を運んでみると、かなり高い棚に白藤の花を這わせて壁を埋め尽くすような大掛かりな設置がされていました。昼間も美しいですが、夜のイルミネーション時が更に美しく。それこそネーミング通り、暗闇に白い滝が流れているような光景です。
白藤の滝は池の前に設置されています。
とにかく藤の花と新緑や赤いツツジの花などが咲き乱れて、本当に美しい情景なんです。晴天だったら更に美しい藤の花の姿を見れただろうなと思うばかりです。
もふもふの白い花が可愛いです♡
むらさき藤のスクリーン
白藤の白滝だけでなく、紫の藤の花のスクリーンもありました。
こちらも夜のイルミネーション時、また違った美しい姿を魅せてくれます。
ローズガーデンの様子
ローズガーデンには、藤の花だけでなく様々なお花が咲いていました。
薔薇の季節は、薔薇の花が咲き乱れて、また違った美しさで私たちを魅了してくれるのでしょう。
だんだんと日がかげり、夜の気配がして来ました。この後、大変美しく幻想的な藤の花のライトアップイルミネーションで美しい世界を堪能しました。続きはまた!
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