Apple Mac スキルアップノート

MacBookAir画面真っ黒でコード表示?!リカバリーモード起動でMacOSインストール再チャレンジに成功した手順(まとめ)

2021/06/01

初めてMacのクリーンインストール(=Mac初期化)にチャレンジしてみるも失敗してしまった私。チャレンジ初日は疲れてしまい翌日頭の中を整理して、再チャレンジでMacOSインストールに成功しました。

上手くいった手順をまとめておきます。

MacBook Air 起動しても画面が真っ黒の時の解決方法

前回 Macモニターに疑問符「?(はてな)」が表示されて、色々と操作をして自分なりに最善を尽くしましたが、最後の方で「黒い画面に文字コードが表示される」状態となりました。

まるでWindowsで言うところのDOS画面のような感じでコマンドプロンプトでも入力するのかー?みたいな状態。コマンド入力しようにも文字も入力出来ない状態であったため、完全にお手上げ状態でした。

仕方がないので電源ボタンを長めに押して強制終了し、再度起動を繰り返しましたが、何度やっても黒い画面にメッセージが表示されている状態でしか立ち上がらないため、作業を続けることを断念して強制終了したのです。

翌日に改めて作業。

電源入れたらまたあの黒い画面だけが立ち上がるかもしれないと不安を感じつつもMacBook Airの電源を入れてみました。

すると、起動後にグレーの画面が表示されたではありませんか!!

希望の光が見えた瞬間です。

このように、MacBook Airのモニターが黒い状態でメッセージが表示されるような状態が続いた場合は「時間を空けて再起動」にトライしてみてください。

私の場合は解決しました。

同じような現象に悩まれている方は、少し時間をおいてやってみることをおすすめします。

Mac 起動時に疑問符「?(はてな)」が表示されるのは?

起動後にグレーの画面が表示された後「?」マークのフォルダが点滅表示される画面になりました。

前回のように真っ黒の画面ではないだけでも救いです。

Appleサポートページを確認したところ、起動時に疑問符「?(はてな)」のフォルダが表示されるのは

Macのシステムソフトウェアが見つからない状態を表しているとのこと

こうなってしまうと「リカバリーモード」でMacを起動して、MacOS復旧で再インストールを行うことになります。

macOS復旧でMacOSを再インストールする

MacOS復旧はMacに内蔵されている復旧システムのことです。復旧するには「Appleシリコン」か「Intelプロセッサ」かで操作方法が異なります。

「Appleシリコン」とは、2020年後期に発売された一部のモデルのMacBook Air、MacBook Pro、Mac miniの3機種にAppleが独自開発した新型プロセッサーが搭載され、その総称としてAppleシリコンと呼ばれている。

要は「Apple製のCPU」か「インテル社のCPU」を搭載しているかで操作手順が異なりますということです。

ここでは、Intelプロセッサを搭載した「MacBook Air(11-inch Mid 2011)」についてのリカバリー作業となります。

リカバリーモード起動の前準備

疑問符「?(はてな)」のフォルダマークが消えない場合は、リカバリーモードで起動します。

MacOS再インストールは、インターネット経由で行われます。有線やWi-Fiのネットワークに接続する必要があります。私の場合はWi-Fiを利用しています。

リカバリーモードの起動後は「Wi-Fiの設定」画面が表示されるので「Wi-Fi」のネットワーク名パスワード(暗号化キー)を用意しておきましょう。

「?(はてな)」のフォルダマーク画面を終了させます。一旦、電源を切ってから「リカバリーモード」で起動する流れとなります。

リカバリーモードで起動する際のショートカットは3通りある

MacOS復旧方法を行う際、リカバリーモード起動のショートカットキーは3通りあります。確認してから作業に入りましょう。

① Command (⌘)+ R

マシン内蔵のMacOS復旧システムを起動させる。システムにインストールされていた最新のMacOSを再インストールする場合や、MacOS復旧の他のアプリケーションを使用する場合に使用。

② Option+ Command (⌘)+ R

インターネット経由でMacOS復旧から起動させる。MacOSを再インストールして、使っているマシンが対応している最新バージョンのMacOSにアップグレードする場合に使用。

Apple公式サイトより:起動時に「option + command + R」を使用した場合は、大抵は使用していたMac と互換性があるうちでいちばん新しい macOS がインストールされる。そうでなければ、Mac に当初搭載されていた macOS か、それにいちばん近い現在も提供されているバージョンがインストールされる。

③ Option+ Shift+ Command (⌘)+ R

インターネット経由でMacOS復旧から起動する。マシンに付属していたバージョン、または現在利用可能な最も近いバージョンのMacOSを再インストールする場合に使用。

Apple公式サイトより:Intel 搭載 Mac の場合「option + shift  + command + R」を起動時に使用した場合、そのマシンに当初搭載されていた macOS か、それにいちばん近い現在も提供されているバージョンがインストールされる。

今回は①のショートカットキーを使って作業を行いました。

作業の振り返り

「現在利用可能なもっとも近いバージョンのMacOSを再インストール」出来るとのことで、最初に③の方法で作業を行ったのですが、上手くいきませんでした。

そこで ①Command (⌘)+Rでリカバリーモードを立ち上げて作業を行い、なんとかMacOSが起動できるようになりました。

①は「システムにインストールされていた最新のMacOSを再インストール」とあるように、このMacBook Airを購入した時のMacOSが「MacOS Lion」だったので、再インストール後は「MacOS Lion」までさかのぼりました。

①で再インストールは成功したので、MacOSを「High Sierra」までにアップデート出来ないかと思い、③でリカバリーモードも起動しアップデートを試みようとしましたが「MacOS Xユーティリティ」画面でも「MacOS Lion」しか表示されませんでした。

Apple公式サイトより:macOS を復旧システムからインストールする場合、直近にインストールされていた macOS の最新バージョンがインストールされますが、一部例外があります。

ということで、一部例外だったのだと思います。

リカバリーモードを起動するにはショートカットキーを押し続ける

リカバリーモードの起動方法を確認したら、疑問符「?(はてな)」のフォルダマーク表示を終了させます。電源ボタンを長押しし「?(はてな)」マーク画面を強制終了します。

MacBook Air の電源が落ちたのが確認できたら、リカバリーモードで起動し直します。

リカバリーモードの起動の手順を再度確認。

  1. 電源ボタンを電源が切れるまで長押しする
  2. 電源ボタンを押したらすぐに「Command (⌘)」+「R」ボタンを画面が起動するまで押し続ける

画面に「地球儀のマーク」が表示され、次のようなメッセージが表示されたらOKです。

「Starting Internet Recovery. This may take a while.」(= インターネット回復を開始しています。これは時間がかかる場合があります。)

これが「リカバリーモード」画面になります。

「Wi-Fi設定」を行う

地球儀のマークがぐるぐる回り終わったら「Wi-Fi設定」画面が表示されます。

契約している「Wi-Fi」のネットワーク名を選択し、パスワード(暗号化キー)を入力します。インターネットに接続されるとデータの読み込みが始まります。

地球儀のマークのデータバーが、フルになるとAppleマークが表示されました。

Appleマーク画面での読み込み作業が終わると、自動的に濃いグレーの画面が表示されました。

次に「Welcome」(ようこそ)が表示されます。

余談ですが最初に表示された文字が「古代文明文字」みたいな風貌の文字だったので「あらら・・・やっぱりインストールうまく行かなかったのかな・・・文字化けしてるか〜」なんて思ってしまいました。

しかし落ち着いてよく見ると「ようこそ」「歓迎」という日本語がありました。ここで正常に作業が進んでいると認識できました。

ここまでくれば、MacOSインストールもほぼほぼ上手くいくという希望がみえます。

MacOS Xユーティリティ画面設定

「Welcome」(ようこそ)の画面の後に「MacOS ユーティリティ」のダイアログボックスが表示されます。

Time Machineでバックアップをきちんと取っていたら、1番目の「Time Machineバックアップから復元」で簡単にできたのかも知れません。

しかし、手抜きをしてバックアップを取っていなかったためにその作業は行うことが出来ません。

その場合、上から2番目の項目にある「MacOSをインストール」を選択して作業を進めて行きます。

ただし、前回のクリーンインストール(=Mac初期化)時に「ディスクユーティリティ」を使ってディスクに変更を加えてしまったので、念のためここで「ディスクユーティリティ」を確認することにしました。

ディスクユーティリティ画面を開くと「APPLE SSD」と「disk1」のディスクが2つ見えています。ディスクのファイルシステムの構造に問題がないかチェックします。

作業の振り返り

初めてMacクリーンインストールを作業した時にディスク名を「20210517 format」に変更しています。デフォルトでは「Macintosh HD」と表示されています。

「disk1」の表示ボリューム名は「OS X Base System(復旧ディスク)」となっています。この中には、復元ディスクが入っていおり削除してしまうと復旧できなくなるとのことなので、削除しないように気を付けましょう。

前回フォーマットしたディスク名「20210517 format」を検証します。

「20210517 format」を選択して「ディスク検証」をクリック。ディスクにエラー等がないか確認します。検証の結果「問題ないようです」と緑の文字で表示されました。

フォーマットしたディスクに問題はないとのこと。この画面を終了させて再度「MacOS ユーティリティ」画面に戻ります。

MacOS X を再インストール

次に上から2番目にある「MacOS X を再インストール」を選択して実行します。

MacOSバージョンは「Lion」になってます。(購入時のバージョンです)

MacOSXを再インストール「続ける」をクリック。

MacOSをダウンロードして復元するには、コンピュータの適格性がAppleで検証されますと表示されます。「続ける」をクリック。

インストール情報をよう見込み中のメッセージが表示されます。

ソフトウェアの使用許諾契約の条項が表示されるので、条項を下側までスクロールして「同意する」をクリック。

再度「同意」を確認されます。

どのディスク(もしくは、ボリューム)にインストールするか確認されます。私の場合は、ディスク分割でボリューム作成していなかったので、1つのディスクしか表示されていません。ここでは、どのディスクにMacOSをインストールするのかを選択するだけです。

MacOSのインストールが始まります。

残り2時間31分と画面に表示されていますが、それほど時間はかからなかったような気がします。

インストールが終了すると、電源が一度落ちます。

再インストールが上手くいくのかドキドキしながら、待っていると再起動しました。

Appleのりんごマークが表示

おっと、ここからが「MacOSインストール」の本番のようです。

インストール残り時間が、1分未満になっても1分では終了しませんでした。2〜3分ぐらい待たされた気がします。

インストールが完了しました。との表示が…。

やった!!!

MacOS再インストール成功です!!

そして電源が一度落ちる。

再起動します。

各種設定

地域の設定画面が表示されます。「日本」を選択します。

キーボード入力環境の設定。「ことえり」を選択します。

Wi-Fiネットワークの選択。ネットワーク名とパスワードを入力します。

このMacに情報を転送の設定を行います。私の場合は、このMacBook Airは真っさらにして他に譲渡を考えていたので「今は転送しない」を選択しました。

Apple IDを入力します。

Apple IDを後で設定しようと、入力せず飛ばしても次の「ユーザー登録画面」は出ます。ユーザ登録を入力せず、すっ飛ばそうと「続ける」をクリックするとエラー画面となり次に進めません。なのでこの画面で入力を済ませておきましょう。

コンピュータアカウントを作成します。Macを複数台所有している場合は、同じアカウントではなく新しく作ります。

アカウントのピクチャを選択します。

時間帯の設定を行います。

最後にトラックパットを使った確認画面が出てきますが、MacBook Air のバッテリーが膨張してトラックパットが使用できない状態なので、マウスを使って確認画面をスクロールします。

画面をスクロールすると一番下に「MacOS X Lionを始める」のボタンが表示されるので、クリックします。

ログイン画面が表示されます。先ほど設定した「アカウント名」と「ピクチャ」が表示されます。ログインパスワードを入力します。

MacOSが起動しました!

なんとか再インストールに成功しました。良かったです!

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