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ミュージカル「王家の紋章(2017年)」を帝国劇場で今年も観てきました!王家ファンのミュージカル鑑賞の感想など。

2018/01/02

今年も観てきました。ミュージカル王家の紋章!

2017年再演も大人気です!

もともと私は少女漫画「王家の紋章」の大ファンです。
初めて王家を読んだのは、確か小学校5年生の時でした。当時5巻までしか出てなくて、あれからかれこれ35年以上?経過し、現在62巻!

▼王家の紋章62巻 ラジオドラマCD付き


そしてまだ月間プリンセスで連載は続いているんですよ!
細川先生すごい。

▼月間プリンセス 2017年6月号

今回のミュージカル王家の紋章は、王族と呼ばれている私のような少女漫画のファンと、役を演じる俳優さんや女優さんのミュージカルを観たいという2つのファン層から熱い支持を受けているようです。

何せ、初演のチケットが即完売するほどでチケットが簡単に手に入らない程の人気ぶり。去年は運良くチケットが手に入り鑑賞する事ができ、感動し、再演が決まった時には必ずまた観に行く!と心に誓ったほど素晴らしいミュージカルでした!私のように再演に足を運んだ方も多かったのではないでしょうか?

あの「王家の紋章」が電子漫画で読めます!

今は便利な世の中になりました。王家の紋章が電子漫画で読める時代となりました。コミックシーモアさんのサイトで「王家の紋章」の電子書籍コミックが公開されています。「無料立読み」もできるようです。ファンとしては嬉しい限りです!スマホひとつあればどこでも漫画が読めるなんてスゴイですよね。

「王家の紋章」電子書籍コミックの購入方法は簡単です

① コミックシーモアさんのバナーからサイトにアクセスして「少女・女性マンガ」のタブをクリックします。
② 「ジャンルで探す」で「王家の紋章」と漫画タイトルを入力後、検索すると出てきます。

 

少女マンガの王家の紋章ファンがミュージカル王家の紋章に魅了される

3年前に王家の紋章がミュージカルで実写化されるとツイッターで知った時「ベルばら(ベルサイユの薔薇)」に続いて、ついに王家も!」と胸が躍りました。王家の紋章ファンなら“ 王家のミュージカルなら、1度は観てみたい”と思うはずです。

「素敵な舞台になればいいけど、もし変な演出だったら王家ファンとしては嫌だな。」

一番の関心ごとはメンフィスとキャロル、イズミル王子は誰がやるの?!
ストーリーはどこまでを展開したものをやるの?ということでした。

初演情報が発表された時、ミュージカル出演者の中で私が唯一分かったのは、山口祐一郎さんのみ。それ以外の出演者は、誰?という状態からのスタートです。それほど、ミュージカルや舞台は馴染みがなかったのです。それでも王家の紋章だったら是非観たい!という気持ちは強かったのは、原作の王家の紋章という少女マンガの愛読者だったからです。

私が過去に観たことのあるミュージカルは「オペラ座の怪人」と、「LENT(レント)」でした。どちらも知人に誘われて興味本位で観に行き「ふ~ん、これがミュージカルか・・・。」的な印象でした。そういう感じだったので、個人的には映画化やTVアニメやドラマ化がいいなんて、思うほど舞台やミュージカルの世界にはあまり関心を寄せていなかったのです。

しかし、去年の夏(2016年8月)にミュージカル王家の紋章を帝国劇場で鑑賞して、自分の気持ちが大きく変わりました。

とにかく演出が素晴らしい!

ミュージカルの王家の紋章、いい!!!!!
最高!!!!!
来年も公演が決定したら、ぜひまた観たい!!
と、熱望するほどの変わりよう(笑)

すっかり、ミュージカル王家の紋章の大ファンになってしまいました♡

ミュージカル王家の紋章のために作られた豪華なステージ衣装、オリジナル音楽、どれも素晴らしい舞台演出で、舞台俳優さん、舞台女優さんの迫力のある演技や美しく力強い歌声にも心が洗われるようでした。

初演はダーリンを連れ立って鑑賞しました。
彼も「すごい。いいね!これ。観に来て良かった。」と喜んでくれて、半ば強制的に鑑賞させたた私もちょと誇らしげになり「ね!いいでしょ!王家の紋章!」と彼と鑑賞後のトークで盛り上がりました。夫婦共々、王家の紋章という作品を通してミュージカルの良さを知る事となりました。

ミュージカル「王家の紋章」の見どころ 【その1】 ダブルキャスト

豪華で煌びやかな衣装と歌に音楽・・・ミュージカル王家の紋章の見どころは沢山あります!
その中でもイズミル王子とキャロル役がダブルキャストというのは、大きな見どころの1つでしょう。

俳優さんのファンの方の場合は、その方の出演しているステージを観れたら良いという方も多いと思いますが、少女漫画の王家の紋章ファンの場合は、王家の紋章という舞台の臨場感を体感したいという気持ちが強いのではないかと思います。2人のキャロル役は、どうメンフィスと絡んでいくのか気になるところです。それに加えて、ファラオと王子役の3人が古代の衣装が映える美形!イケメン!ときたら、全部のキャスト公演を見たいと思ってしまいます。かくいう私もその1人。

宮野真守さん&宮澤佐江さんペア

初演は、イズミル王子役は宮野真守さん。キャロル役が宮澤佐江さんでした。

宮澤佐江さんのキャロルは「キャロルらしい!」と感じてしまうほど、おちゃめな可愛さが表現されていて。舞台を見ながらついつい応援したくなっちゃう感じでした。声も、見た目もキュートで可愛らしさ全開でしたね。

そして、宮野真守さんのイズミル王子!
超セクシー!

実は、再演へ足を運ばせた一番の動機となったのが宮野真守さんの歌と演技でした!

商人イミルとしてキャロルと最初に出逢うシーンで、歌を歌いながらキャロルに近づき、キャロルを見つめる目線が・・・熱い。情熱的な眼差しがとても印象的だったんですね。ねっとりとまとわりつくような熱い視線を一心に注ぎながら歌っている姿がセクシーさダダ漏れって感じなんです。

「そっと、教えよう・・・」というフレーズが頭から離れないほどのセクシーボイス。
このシーンは、イズミル王子役の大きな見せ場の1つです。
舞台正面右側でイズミルとキャロル2人が絡み合うように接近するどきどきシーンでもあります。舞台上の照明で映し出される宮野真守さんの美しいお顔に、歌っている唇が超セクシー。

マジかっこいいんだけど・・・♡♡♡♡♡(どきどき)

あれは誰?名前はなんていう人?すっかり魅了されてしまい、ずっと宮野真守さんのイズミルをオペラグラスで追っかけてしまったほどです。

宮野真守さんのイズミル王子姿を初めて見たときは、平方元基さんと違って少しぽっちゃりした感じの印象を受けていました。しかし、それが逆にセクシーさを醸し出していたんですね。 ふっくらした唇は舞台ではよく映えていました。

立ち尽くすキャロルの周りをうろうろしながら、キャロルに顔を近づけたり、耳打ちする様は、イズミル王子のキャロルへの強い関心を感じさせる演技が冴え渡っていて、その後報われない恋に身を焦がすことになる王子の気持ちをしっとりというか、ねっとりというか・・・上手く表現していました。

もちろん、メンフィス王を演じている主演の浦井健治さんも歌も上手いし、演技も上手!何もかもその手に得る王者の風格とメンフィスのやんちゃさも上手く演じられていました。

平方元基さん&宮澤佐江さんペア

もう1人のイズミル王子役の平方元基さんも同じく、歌も演技も上手です。冷静沈着なイズミル王子はこんな感じなんだろうな・・・と想像を掻き立ててくれる演技です。平方元基さんのイズミル王子は、宮野真守さんに比べると華奢。繊細でシャープといった印象です。

宮野真守さんのイズミルは例えるならば「熱動」「熱い男」情熱的なイズミル王子。片や平方元基さんのイズミルは「冷静」という表現が似合うクールなイズミル王子という感じでした。

ダブルキャストで2人の王子役という演出は、ミュージカルを更に面白いものへと創造することになったと思います。表現方法もそれぞれに際立つものがあり、観ている側からすると作品に多様性が出て面白さが増すという点で、1回だけでは満足できず、2回、3回と足を運んでしまいたくなります。歌も演技も申し分ない上にイケメン2人が競演するイズミル王子役の演技は、両方観る価値ありですね!

もうひとつのダブルキャストといえば、新妻聖子さんと宮澤佐江さんが演じたキャロル役です。

初演は宮澤佐江さんのキュートで可愛いキャロルに大満足。ほんとに可愛いんですよね!感動した私は職場で王家の紋章の感想を同僚に熱弁したら「あら!新妻聖子さんも出演してるのね!彼女の歌はすごいでしょ!彼女が出ているミュージカルなら見る価値あるわね。私も観たくなった。」といわれて、私も新妻聖子さんのキャロルも見たくなりました。

その後、観たくなったと言ってくれた同僚の彼女が再演のチケットを手配してくれました。もちろん、彼女のお目当の新妻聖子さんの回です。イズミル王子役もキャロル役もどちらも前回とは異なり、新妻聖子さんと平方元基さんのペアも観る事ができるのを楽しみにしていました。

新妻聖子さんの演じるキャロルは可愛いのはもちろんですが、そこに“しっかり者”がプラスされたような感じでした。誰もが新妻聖子さんは歌が上手いと言うとおり本当に美しいキレのある歌声で、劇場に響き渡る歌声は聴いていて本当に心地よかったです。同僚も大満足だったようです。

ミュージカル「王家の紋章」の見どころ 【その②】女王アイシス

そして、更に更に感動的だったのがアイシス役を演じた濱田めぐみさんの美声と表現力豊かな演技です。アイシスのソロパートの歌声を聴いた時、鳥肌が立つほど感動しました。

とにかく「歌声」がセクシー。

声に艶とハリがあって、劇場内に響き渡る美しいボイスにうっとりと聴き惚れてしまいました。友人確保してくれた席はS席。その時点で、S席しかしか残っていなかったんですね。ちょっと高いけど観たかったのでお誘いを快諾しました。でも、もうこの濱田めぐみさんの歌を聴いたら、この歌声と演技が観れただけでもS席のチケット代は惜しくはない。と思ってしまうほど、素晴らしい歌声なんです。

表現力も豊かで、愛しいメンフィスを想う時の可愛いらしい笑顔の表情もあれば、嫉妬に狂うアイシスの毒々しい怖さも余すところなく存分に、そして細やかに表現していました。メンフィスへの報われない愛。悲しさや寂しさをしっとりと歌い上げるシーン

「私じゃない・・・私だったらいいのに・・・」

と情感たっぷりの歌声とその時に見せる悲しげな表情などの演技にぐっと王家の世界に引き込まれてしまいます。

ミュージカル「王家の紋章」の見どころ 【その③】豪華な舞台衣装

豪華絢爛な古代エジプト王朝をイメージさせる煌びやかな衣装の数々。。。。
舞台衣装が、とにかくゴージャス! 漫画の世界観を崩すことなく美しく仕上げられた衣装の数々は、見ているだけでも飽きることなく楽しませてくれます。

メンフィスの黄金の髪飾りやアイスブルーのマントが舞台照明に照らされて、キラキラきらきらとそれは美しいものでした。

それに対して、ヒッタイトのイズミル王子の衣装も負けてない!

メンフィスとは対照的にシンプルなドレープがたっぷり効いた白い服にお坊さんが着用するような袈裟のような美しい織りの布地を身にまとい、漫画の世界観そのままの民族衣装でした。

メンフィス王の衣装は体のラインや肌を出すようなものでしたが、イズミル王子はたっぷりとした白いドレープの布で全身を包み込んで肌は極力見せないといったもので対照的な衣装です。漫画に出てくるイズミル王子の雰囲気そのままに近く、思慮深く、上品なイズミル王子が表現できていたと思います。シルバーロングの巻き毛もとっても素敵な仕上がりとなっていました。

そして、キャロルの衣装もこれまた可憐!可愛い!
現代のキャロルの衣装は、イエローのフレアースカート。
快活なキャロルらしさが出ていて可愛かったのですが、もうね、古代衣装がやばい。

何度か衣装チェンジがあるんですが、メンフィスに捕らえられ湯浴みをした後に登場するキャロルは、蓮の花デザインの前垂れをあしらった白いショール付きドレスで登場。白の衣装に黄緑とピンクが映え、前垂れに装飾された宝石が舞台照明に照らされて、キラキラ煌いていて本当にうっとりするほど綺麗でした。その後、衣装替えで白からピンク、濃いマゼンダ、最後に黄金色に輝く婚儀の衣装・・・と、豪華で見どころたっぷりな衣装の数々。。。。

そして、キャロルとは対照的な女王アイシス様のお衣装。
漫画の王家で表現されている「妖艶」たるお姿そのものです。

女王に相応しい豪華な威厳のある衣装を身にまとい、優雅に歩く姿も美しくて。漫画と同じく胸元が大きく開いた衣装は、アイシスの妖艶さ、大人の女性の魅力がしっかりと出ておりました。歩くたびに宝飾品がキラキラと輝いているのを見るだけでも王家ファンにはたまらないかも知れません。

女性らしい流線型のラインが強調された美しいドレス。威圧感が全身から醸し出されていて、アイシスらしさ全開でした!

特に印象的だったのは、ミタムン王女殺害の現場となる神殿で着用していた衣装。
黒のロングワンピースの衣装は、太ももまでスリットが切れ上がっていて歩くたびにチラッ、チラッと肌が見えて超セクシー。
そのセクシーなワンピースにロングブーツがコーディネイトされていました。

え?ロングブーツ???と思うんですけど、これがまた見事にマッチしていてカッコいいんですよね。女王アイシスとしての威厳や品格、神秘性がよく表現されていたと思います。髪飾りや首飾りなどの小物もすごく素敵でした。

アイシス様の衣装替えは、キャロルよりも多かったかも知れません。
どちらも目を見張るように豪華で綺麗で、見ごたえたっぷりです。
また、ミタムン王女のアラビアンナイトに出てきそうな衣装もキュートで美しいものでした。
漫画の王家の紋章の世界観を崩すことなく、かなり忠実に再現されていたのではないかと思います。

実際に人が身につけている衣装もまた良いものです。動きに合わせてドレープのある布地が波打っている様は自分の想像が及ばないような美しさを時に魅せてくれます。

特にメンフィスのマント姿は美しい。

メンフィスのマント姿が一番映えるみどころは、ヒッタイト王国に攻め入ってヒッタイト軍を蹴散らすシーン。マントって、王の威厳を誇示するために着る衣装じゃなかったのね!と思うほど、戦闘シーンでマントを鮮やかにひるがえして、敵の目をくらましながら戦っている演出が凄かった。マントって、装飾品でありつつも、防御服や戦闘服にもなるんだな!と大きな発見でした。

メンフィスが身につけていた舞台衣装のマントは、数種類ありましたが戦闘のシーンで着用する外側がアイスブルーのマントは、内側が光沢のあるホワイト。ツートンになっていて、舞台照明が当たると内も外もキラキラと輝きを放つんですよね。

メンフィスの剣の舞とでも呼ぶべき激しい動きに合わせて、布がキラキラと揺らめいて・・・戦闘のシーンなんですが、とても艶やかで美しいのです!

あの戦闘シーンは、メンフィス王の見せ場といっても過言はないでしょう。
剣を振り回しながら、立ち回りをカッコよくやってのける浦井健治さんの演技には脱帽です。
凄く素敵です!!!

私は宝塚を一度も経験したことがないのですが、王家の紋章ミュージカルを見て宝塚にはまる女性の気持ちが分かったような気がします。日常とかけ離れた煌びやかな舞台で、美男美女が歌い踊る美しい世界は誰が見ても心が踊るものです。

ミュージカル「王家の紋章」については、初演と再演の内容も変わったこともありますし初の大阪公園も決まったこともあって、まだまだ書きたいこと満載なので、続きは改めて書き留めて置きたいと思います。

コミック(単行本)最新刊は、2017年10月現在 「62巻」となっています。

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最終更新:2017年11月24日

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