観劇・コンサート 関心ごと

妖艶な魅力を放つ小泉たつみ&小泉ダイヤ 2018年「たつみ演劇」を大衆演劇の老舗「木馬館」で初体験。

こんな世界があったなんて・・・。知らなかった。

こんにちは、ブログ管理人のシナモンです。突然、着物美人の画像がドアップでびっくりされた方もいらっしゃいますね。驚いた方、ごめんなさい!

このお写真は浅草にある大衆演劇の「木馬館」でお芝居を観て来た際に撮影してきたものです。「たつみ演劇BOX」の座長 小泉たつみさん(兄)の写真です。

大衆演劇とは?

大衆演劇(たいしゅうえんげき)とは、日本の演劇におけるジャンルの一つ。 一般大衆を観客とする庶民的な演劇のこと。 一般的には「旅役者」と呼ばれる劇団に当たる。(ウィキベデア より)

みなさんは、大衆演劇を今までにご覧になられた経験はありますか?

かくいう私は昔一度だけ、大衆演劇を観たことがあります。梅沢登美男さん率いる「梅沢富美男劇団」のお芝居を日本橋にある明治座で観た事がありました。

今から7年くらい前だったと記憶しています。当時勤めていた会社の社長が福利厚生の一環としてお芝居を観に行こう!と突如言い出したのがきっかけです。

当時、営業職だった私に「梅沢登美男から目線から学べ!」売れる営業マンになるには目を使え!と言いたかったようです(笑)

そもそも何でこのタイミングで大衆演劇なのか?

最近私の友人達が「大衆劇場」に通い出したのが大きなきっかけです。

彼女達のSNS上には今まで観たことのない写真がバンバンUPされるようになりました。そしてフィードに流れてくる役者さんの写真と役者さんを取り囲んで集合写真やツーショットを撮っている友人達が、それはそれは生き生きとしていて、心から楽しんでいるのが分かるというほどの満面の笑み!

今回観に行った劇団はたつみ演劇BOXさんです。

何せ流れてくる劇団の座長 小泉たつみさんや小泉ダイヤさんの写真がどれも美しく。

キリッとした眉毛に鋭い目線の男形もあれば、女の私よりも超絶色っぽい艶やかな女形。SNSのフィードに流れてくる写真にグッと来てしまったからです。

「たつみ演劇BOX」の座長 小泉ダイヤさん(弟)

美しいですよね~♡

浅草にある大衆演劇の劇場「木馬館(もくばかん)」の場所

「木馬館(もくばかん)」は、浅草寺(せんそうじ)のすぐ側にあります。

浅草寺の五重塔の裏手になります。コンビニのセブンイレブンと同じ並び。小道を挟んだ隣り側に位置します。

「たつみ演劇BOX」の看板役者である 小泉たつみさんと小泉ダイアさんの顔写真が「木馬館(もくばかん)」にドーンと飾られています。

観劇する席は2階になります。
受付を済ませたら階段で2階へ上がります。

階段を上がっていく踊り場は、歌舞伎風の飾り付けなどが施されていて、気分が上がります。

下の2つの額縁画像。観る角度によって、画像が変わる3D画像になっていました。

どこもかしこも、本日の主役。兄弟2人座長の小泉たつみさんと小泉ダイヤさんの写真だらけです。

2階へ上がると、更に受付があります。
受付の先にちょっと休憩出来るスペースもありました。

木馬館の座席はこんな感じでした。写真は1階席です。2階席もあります。

舞台袖のタペストリーが美しい刺繍で作り上げられていました。

写真の画像がイマイチでごめんなさい。実物はもっと美しいものです。東京のファンの方が贈っているようですね。凄い!

木場館の座席「自由席」とは?

木馬館は「午前の部」と「午後の部」の2回公演になっています。

午前の部、午後の部の自由席は決められた時間に販売開始されます。まずは決まった時間に配布される「整理券」を手に入れる必要があるとのこと。

友人に「大衆演劇を観に行きたいからスケジュール教えて!」と質問したら、数名のお友達と既に予約を入れているので一緒に参加する?と聴かれて「もちろん!」と即答。座席はその友人が押さえてくれることになりました。

(めっちゃ有難い。ありがとう!)

予約席と自由席のチケット代金の違い

友人の話では「予約席」と「自由席」があるそうです。

予約席の場合、通常のチケット料金 1,600円にプラス300円必要になるそうです。
自由席は、1,600円のままです。

予約がプラス300円で可能とは、安いですね~。
というか、観劇時間が3時間近くあるのに 1,600円とは驚きの金額です!

今回初めて行くので、全く事情が分からなかった私。

自由席に「丸椅子席」なるものがあるそうで、そこだと1階で観れるということ。よく分からないけど初心者マークの私は舞台が観れたらいいと思っていたので、彼女達に一任しました。

↓ これが「丸椅子席」( そのまんまやん!)

「自由席」と彼女達が呼んでいた場所は、1階席の一番後ろが広めの通路になっている通路に丸椅子をおいて席が作られていました。

開演30分前に木馬館に到着した私。自由席取りも友人達にお任せ状態だったにもかかわらず、舞台ど真ん中が観れる良席に座らせて頂けました。

本当に有難いばかりでした!
良き友を持てて、本当に感謝しかありません。

良い席を譲ってくれて、本当にありがとう!

「たつみ演劇BOX」地方巡業のスケジュール

今回ご紹介した「たつみ演劇BOX」は、浅草で年中やっている訳ではありません。

私も友人に聴くまで、大衆演劇がどういう風に公演しているのか知らなかったのですが、ずっと浅草でやっている訳ではなく、地方に巡業をして公演しているとのこと。

ずっと浅草でやっているのなら、そのうち観に行こう・・・と思ってしまいそうですが、そうではなかった。

浅草での公演は、今月3月一杯とのこと!

じゃあ、今月中に行くしかないじゃん!!

ということで、急遽参加したのです。

来月4月は同じく東京で開催されるそうですが、場所が十条になるそうです。その次の6月が神奈川県で公演されるとのことで、それが終わったら地方へ巡業へ出られるとのことでした。

詳細は「たつみ劇場BOX|公開情報」をご覧ください。

演目の内容

演目は3部構成になっていました。そして日々、演目内容は変わるそうです!それを聴いて更に驚いてしまいました。毎日ほぼ同じ演目やお芝居をやり続けていると思い込んでいましたが、そうではなかった。じょんがら三味線をやる回もあるとのことで、時間さえ都合がつけば観たかった!と思ったほど。

ハマっている友人達の話だと、午前の部に身に着けていた衣装と午後の部で身に着けていた衣装が違ったりするそうです。

1部は、ちょっともうウル覚えなんですが「踊り」だったと思います。

2部がお芝居。私が観た日は「人斬り岡田以蔵」で有名な江戸時代末期の土佐藩郷士。岡田 以蔵(おかだ いぞう)が主人公のお話でした。

3部が個人の踊りがメインで何度かやる感じでした。

当然ながら、2人座長の小泉たつみさんと小泉ダイヤさんが沢山踊りを披露するのですが、私が観に行った日は「ダイヤデー」と呼ばれている、小泉ダイヤ(弟)さんがメインを張る日だったそうで、ダイヤさんの踊りが多めに披露される舞台構成だったようです。

1部、2部が終わると休憩が入ります。

ひとつ残念だったのは、劇場内は禁煙のようなのですが休憩時間に1階でタバコが吸えるみたいで、下から登って来た煙草の煙の匂いが結構私にはきつかったですw
もし、観に行ってみようと思った方で煙草がダメな方はマスクを持参されていると良いかと思います。

劇場内には飲食物の持ち込みも認められているので、周りを見回すとパンやおにぎりを食べながら舞台を観ている方もちらほらいましたね。。。そこはちょっとびっくりでしたけど。ザ・大衆演劇と言われるゆえんでしょうか。

とにかく、和から洋まで豪華で美しい衣装で身を包み、幻想の世界へいざなってくれるのです。美しいお姿を私なりに写真に収めて来ましたので、ご覧下さい。

3月25日(日)たつみ演劇BOX ダイジェストフォトグラフ

座長 小泉 たつみ(兄)さん

美しいですね。男形なのに・・・なんですか、この色気。。。。。

もう、目力が凄い。色気がダダ漏れまくりでした。は~見習いたい。

座長 小泉 ダイヤ(弟)さん

ここからは、弟の小泉ダイヤさんの写真になります。

立ち姿が綺麗です。

ふわふわ可愛いドレス。

この踊りはかなりノリが良かったです! 激しく動く演目でした。

ダイヤさん、弾けまくってました。楽しそうでしたね!

そして、これは。。。。。火の鳥?不死鳥ですか?

綺麗です。

小泉 ライトさん

他にもキラリと光る役者さんが沢山いらっしゃいました。遠山の金さんを連想してしまいました。

黒澤 幸次郎さん

狐がぴょんぴょん跳ねるような激しい動作の演目でした。

兄弟揃っての「最後のご挨拶」

先ほども書いたようにこの日は「ダイヤデー」で、小泉ダイヤさんが主役をやり、目立つという日だったにも関わらず、お兄さんの小泉たつみさんが、ダイヤさん以上に目立つ花魁の衣装で最後に登場。

おい、おい、おい・・・とダイヤさんがお兄さんに突っ込んでいました。友人の話だと午前中は全身に電光をつけて(例えて言うならクリスマスツリーに飾る電光)登場したらしく、そちらも目立つ衣装だったとのこと。

2人の掛け合いが、漫才のようで面白かったですね! 特に座長歴が長いお兄さんのたつみさんは、お話が上手いです。笑いのツボを心得ていて、ここぞという時に面白い話を突っ込んで来ていました。

ファンの心をガッチリ掴む舞台終了後の「お見送り」

舞台が終わり、劇場の出口に向かうと役者さん達が先回りしていてお客さんをお見送りして下さいました。1人1枚と決められていましたが役者さんとツーショットも撮れるとのこと!凄いサービスです。

うっとりする美しい舞台を披露してくれていた役者さんを側で観れる。話ができる。これやられちゃうと、舞台の内容が良ければ尚更、毎日でも通ってしまいたくなることでしょう。

↓ 昼間の様子

看板役者のお2人の踊りは、妖艶で美しく、舞台に目が釘付けでしたし、うっとりしてしまいました。しぐさ、目の導線、手足の使い方、立ち姿。どれもこれも綺麗な所作でした。

たつみ演劇BOX」を一度観てみたいと興味を思われた方はHPをご覧ください。

17時から始まった夜の部もあっという間に終わってしまいました。

楽しかったです!

浅草の夜。スカイツリーがライトアップされて綺麗ですね。

大衆演劇のまとめ

浅草の大衆演劇の劇場「木馬館」は、浅草寺の五重塔のすぐ裏側にあり立地も大変良かったです。周辺には「花やしき」もあり、商店街など活気に溢れていました。

今回、大衆演劇で一番驚いたのは、各役者さん付きのファンの方からの「おひねり」という文化でした。

気に入った役者さんが踊りを披露している時に差し入れや「おひねり( = お金)」を渡したいファンは舞台袖に行きます。そのそぶりを確認したら役者さんはファンの方へと移動して、着物の胸元をファンの方へ差出します。

ファンは役者さんの胸襟などにお金を入れた(?)封筒もしくは、1万円札をクリップを上手に使って役者さんの胸元に留めていました。中には1万円さつをいくつもつなげたものをクリップ留めしていた方もいらっしゃいました。

すごーーーーーーーーーい!

こんな文化がまだ残っているなんて。。。。。

バブル時代が一瞬。脳裏を駆けめぐりました。

そして悲しいかな「確定申告するのだろうか?????」と思ってしまいました。帰ってダーリンに写真を見せて話したら、ダーリンもすぐに同じように「確定申告するのかな?」と口にしていましたね(笑)

17時から始まって、3時間近くの演目で楽しませてくれる大衆演劇。

お値段が1,600円で楽しめるというのは、まさに大衆のためにあるエンターテイメントではないかと感じました。私にとっては驚きしかない価格帯でした!

1つの劇団が、月ごとに入れ替わり舞台をやる。

友達は、このためにバイトしようかなと本気で考えていると話していました。期間限定の舞台だから、ファンもご贔屓さんの役者さんには手厚く応援もできますね。

浅草観光のついでに立ち寄って、日本文化を楽しむというのも、なかなか粋なのではないかなと感じました。

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